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http://hdl.handle.net/10119/12183
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タイトル: | 能動的・選択的な音聴取能力の解明 |
その他のタイトル: | Investigation of mechanism of active and selective listening |
著者: | 宮内, 良太 |
著者(別表記): | Miyauchi, Ryota |
キーワード: | 聴覚心理 聴覚末梢 選択的注意 聴覚末梢の能動制御 遠心性フィードバック |
発行日: | 28-May-2014 |
抄録: | 本研究では,聴覚が音を分析する際の周波数選択性が,聴覚的な注意によって能動的に変化するかどうかを明らかにするために,ノッチ雑音マスキング法を使った聴取実験によって,雑音中の純音が聞こえるか聞こえないかの閾値を測定し,その結果から,聴覚フィルタ形状の推定を行った。聴取実験の結果,ターゲット音と同じ音を事前に呈示して注意を向けさせることで,ターゲット音が聞こえやすくなることが分かった。さらに推定された聴覚フィルタの先端部分の形状が鋭くなることが分かった。これらの結果は,ヒトの聴覚システムに,聴きたいと思った音を選択的に強調するような仕組みが備わっていることを示している。 : To investigate whether frequency selectivity is actively improved by auditory attention, we conducted to some hearing experiments using the notch masking procedure and estimated shapes of auditory filter. The results showed that a target signal presented with noise was easily detected if a cue of the target signal was presented before the target signal. Moreover, the shapes of auditory filter estimated from the results of the hearing experiments were sharpened with auditory attention. These results indicate that auditory attention can enhance the frequency selectivity and the enhancement must be caused by active control of the auditory periphery system. |
記述: | 研究種目:挑戦的萌芽研究 研究期間:2012~2013 課題番号:24653211 研究者番号:30455852 研究分野:聴覚心理学,音響工学 科研費の分科・細目:心理学・実験心理学 |
言語: | jpn |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/12183 |
出現コレクション: | 2013年度 (FY 2013)
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