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タイトル: 両性電解質高分子による凍結ダメージ回避機構の解明
その他のタイトル: Elucidation of cryoprotective mechanisms of polyampholytes
著者: 松村, 和明
著者(別表記): Matsumura, Kazuaki
キーワード: 凍結保存
両性電解質高分子
バイオマテリアル
再生医療
発行日: 29-May-2015
抄録: ポリリジンにカルボキシル基を導入した両性電解質高分子を合成し、細胞の凍結保護効果があることを報告してきたが、その機序については不明な点が多かった。固体NMRを使用することで、両性電解質高分子が凍結に伴う急激な浸透圧変化を弱めるバッファーとして機能することで凍害保護作用を果たしている可能性が示唆された。精密重合の手法を用いて合成した両性電解質高分子にも凍結保護活性を持つ事を調べ、その機序が膜保護活性に関与することをリポソームとの相互作用から確認した。両性電解質高分子化合物は、既存の凍結保護物質とは異なる機序で凍結保護を行っている可能性があり、新しい凍結保護技術の創製に繋がることが期待される。 : We synthesized partially carboxylated poly-L-lysine and discovered its cryoprotective property. This interesting phenomenon is characteristic of polymers with high electron charge, especially polyampholytes. We proposed that polyampholytes exert their cytoprotective action by protecting cells against stresses such as drastic changes in soluble space size and osmotic pressure during freezing by using solid-state NMR. Synthetic cryoprotectants revealed that the mechanisms related with the membrane protection properties of these polyampholytes by using liposome as a model membrane. The cryoprotective mechanisms are different from those of current available cryoprotectants. The novel findings might lead to the development of new effective cryoprotectants.
記述: 研究種目:若手研究(B)
研究期間:2013~2014
課題番号:25870267
研究者番号:00432328
研究分野:高分子化学
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/12830
出現コレクション:2014年度 (FY 2014)

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