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タイトル: CRISPR-C2c2法を用いたRNAエピジェネティクス編集法の開発
その他のタイトル: Development of RNA epigenetics editing system using CRISPR-C2c2
著者: 盛, 真友
著者(別表記): Sakari, Matomo
キーワード: m6A
エピトランスクリプトーム
発行日: 29-May-2020
抄録: 本研究では特異的なmRNAのm6A修飾を編集する技術を開発し、m6Aの機能解析とm6A修飾異常疾患に対するRNA編集法の開発を目的とする。RNAメチル化編集プラットフォームの開発として、約80%程度の脱メチル化編集に成功している。また新たな評価系としてメチル化RNA感受性RNaseであるMazFを用いた高感度メチル化評価法を開発した。従来の抗体を用いたIP法と比較してより精度の高い編集効率を算出することが可能となった。これらのRNA編集システムおよび、その評価法の開発によって新たなメチル化RNA編集プラットフォームの有効性が示され、人為的RNA修飾編集法の有用性の一端を示した。研究成果の学術的意義や社会的意義: RNAの多様な化学修飾によるRNAエピジェネティクスの全体像はその大部分が未解明であるものの、近年アデノシンのRNAメチル化酵素複合体としてMETTL3, METTL14, WTAPタンパク質群が見いだされ、またRNA脱メチル化酵素としてALKBH5が同定された。これらの遺伝子群のノックアウトマウスの表現型解析により、癌、糖尿病、肥満、生殖不全やアルコール依存症といった疾患との関連が示唆されている。しかしながら原因となる標的メチル化RNAの直接的な解析手法が少ない。本研究で開発されたRNAメチル化編集法によりm6A修飾の新たな解析法の提示が可能であると考える。 : The purpose of this study is to develop a technique for editing m6A modification of specific mRNA, and to analyze the function of m6A and to develop an RNA editing method for m6A modification abnormal diseases. As a development of RNA methylation editing platform, we have succeeded in demethylation editing of about 80%. As a new evaluation system, we developed a highly sensitive methylation evaluation method using MazF, a methylated RNA-sensitive RNase. It has become possible to calculate the editing efficiency with higher accuracy compared to the conventional IP method using an antibody. The effectiveness of the new methylated RNA editing platform was demonstrated by the development of these RNA editing systems and their evaluation methods, and showed the usefulness of the artificial RNA modification editing method.
記述: 挑戦的研究(萌芽)
研究期間:2018~2019
課題番号:18K19289
研究者番号:90466772
研究分野:分子生物学
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/16751
出現コレクション:2019年度 (FY 2019)

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