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Research Report - School of Information Science : ISSN 0918-7553 >
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http://hdl.handle.net/10119/8400
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タイトル: | JAIST Campus Grid の構築について |
著者: | 井口, 寧 松澤, 照男 |
発行日: | 2002-12-03 |
出版者: | 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 |
誌名: | Research report (School of Information Science, Japan Advanced Institute of Science and Technology) |
巻: | IS-RR-2002-021 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 15 |
抄録: | 近年,インターネット上の計算機群を有機的に組織化し,物理的な計算機資源を意識することなく,膨大なコンピューティングリソースを仮想的に提供するための技術として,Grid技術が活発に研究されている。本学は超並列計算機を始めとして常用ワークステーションまで情報科学センターが一括管理しており,グリッド環境を構築しやすい。また既にGridを意識したプロジェクトが複数実施されており,高度な教育研究活動を支援するための仕組みとして,グリッド環境の整備が望まれている。グリッド環境を整備することによって,ユーザーはGridを通してジョブを投入するなど,一括してジョブを管理でき,利便性が向上する。また,自分の手持ちの計算機資源に限定されず,グリッド環境下の巨大な計算機リソースを容易に利用することが可能となる。更に遠隔地の計算機の利用にあたり,サイトごとの認証や分散環境下でのファイル管理が容易になる。本稿では,Gridの背景を解説し,主要なグリッド関連プロジェクトを紹介する。キャンパスグリッド実現に向け,他大学の状況を紹介した上で,情報科学センターにおけるグリッド研究の取り組みについて検討する。特に本学の特徴である,超並列計算機や各フロアに分散されたローカルサービスシステム(LSS)等をグリッド環境に組み込むための方策として,ことについて説明する。本学のグリッド環境構築に有用なミドルウェアである,Globus Tool Kitおよび Sun ONE Grid Engine の概要,および本学情報環境への適用方針について報告する。更に,膨大な計算資源である常用ワークステーション群をグリッド環境に組み込むための研究開発課題について考察する。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/8400 |
資料タイプ: | publisher |
出現コレクション: | IS-RR-2002
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記述 |
サイズ | 形式 |
IS-RR-2002-021.pdf | | 9470Kb | Adobe PDF | 見る/開く |
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