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http://hdl.handle.net/10119/18209
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タイトル: | 二人不完全情報ゲーム『ガイスター』におけるCFRおよび利得評価関数を用いた混合戦略AIの研究 |
著者: | 川上, 直人 池田, 心 |
発行日: | 2021-03-05 |
出版者: | 情報処理学会 |
誌名: | 情報処理学会第45回GI研究発表会, 2021-3 |
抄録: | 近年,囲碁や将棋などの完全情報ゲームだけでなく,麻雀,ポーカーといった不完全情報ゲームにおいて,トッププレイヤの実力を上回るAIが報告されている.Head’s up limit porkerでは2015年にナッシュ均衡に近い解が得られた.一方,駒移動型の二人零和不完全情報ゲーム「ガイスター」では,3×2盤・短手数の場合を除き,プログラムが人間の実力を上回るなどの成果が報告されていない.特に,GAT2020杯ガイスターAI大会で優勝した「紫駒AI」は,初期配置以外に確率的な行動が無く,戦略を知っている相手には弱い.例えば,紫駒AIは青駒をめったに相手駒に隣接させず,赤駒をよく隣接させる特徴がある.そのため,隣接させてきた場合には赤駒だろうという推測が容易にできてしまう.そこで本稿では4×4盤ガイスターにおいて,確率的な行動を取らせるためにCFRを用いる.ただし,CFRの計算量を抑えるために数手で木の展開をやめ,未決着なリーフノードにおいて利得評価をおこなう関数を設計する.本稿では,紫駒AIとそれに付け込むAIを含む4種類のベンチマークプレイヤとの対戦実験により,提案手法によるAI2種類の性能評価をおこなった.結果,ベンチマーク同士の対戦では,どのAIについても勝率15%を下回る苦手な相手が存在した一方で,提案手法では最も苦手な対戦相手に対して勝率24%, 19%を挙げた. |
Rights: | 社団法人 情報処理学会, 川上直人, 池田心, 情報処理学会第45回GI研究会, 2021. ここに掲載した著作物の利用に関する注意 本著作物の著作権は情報処理学会に帰属します。本著作物は著作権者である情報処理学会の許可のもとに掲載するものです。ご利用に当たっては「著作権法」ならびに「情報処理学会倫理綱領」に従うことをお願いいたします。Notice for the use of this material: The copyright of this material is retained by the Information Processing Society of Japan (IPSJ). This material is published on this web site with the agreement of the author (s) and the IPSJ. Please be complied with Copyright Law of Japan and the Code of Ethics of the IPSJ if any users wish to reproduce, make derivative work, distribute or make available to the public any part or whole thereof. All Rights Reserved, Copyright (C) Information Processing Society of Japan. |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/18209 |
資料タイプ: | publisher |
出現コレクション: | d11-1. 会議発表論文 (Conference Papers)
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